一般に現代人はお互いに傷つけあうことを恐れ、深い関わりを避ける傾向があると考えられます。
その原因はさまざまな要因が指摘されていますが、SNSや携帯電話など新しい対人関係を形成するツールが登場したことで他者とのコミュニケーション量が格段に増えたことも要因の一つでしょう。
通常、人は他者と仲良くなりたいと思っています。私達は日常生活のなかでさまざまな人と関係性をもっていますが、それに大きな影響を与えるのが対人認知です。
とりわけ初対面の対人認知(第一印象)が肯定的であるかどうかによってその後の関係性が深まるかどうかが決定したりします。
しかし、第一印象が悪かったとしても接触回数を増やすことで親密感が増すことがあります。
このことを単純接触効果といい、第一印象とのギャップで逆に相手に対する魅力になることさえあるでしょう。
さらに対人関係を深める方法として自己開示があります。
お互いの気持ちを素直に表現することで相手に親近感をもち仲良くなっていく。
また、親密になるほど自己開示性も高まるといったサイクルが形成されるといえます。
人間関係を円滑にするためには、相手の状況によって自己開示の程度をコントロールすることが必要になり、それは一種の社会性であり、精神的な健康さでもあるでしょう。
私達に必要なことは、より自然な形で対人関係をつくること。
そのためには伝達する力・質問する力・傾聴する力(知的基礎体力)を高めなければなりません。
この三つの知的基礎体力を合わせると面談する力つまり面談力となるのです。
面談力 トレーニング
(対人関係能力を向上させる)
伝達力 トレーニング
(対人認知能力を向上させる)
質問力 トレーニング
(対人分析能力を向上させる)
傾聴力 トレーニング
(対人受容能力を向上させる)