安心・安全の職場作りは企業目的への近道!

 

 良い会社とは、そこで働くすべての人に安心して安全に働けることを約束している会社です。

働くすべての人とは、社長も含め、役員・社員・非正規社員・関係企業社員など、内部の人、外部の人に隔たりなく、その職場で『働く』という行為をしている人のことです。
安心・安全と思える職場には、人が集まり、もっと安心で安全な職場にしたい、この職場を大切にして、ずっとこの環境を維持したい、この職場を他者にも教えてあげたいと思う職場環境があります。

当然、良い職場では生産性が上がり、会社の目標を達成し、目的に近づいていくでしょう。

 

企業にとって一番大切なものは、人(人財)です。人は宝、財産なのです。

安心・安全を確保するために心のケアは必須です。
身体の健康と共に心の健康も増進し、働く人すべての自己肯定感を上げ、自己実現できる環境を作り出しましょう。

 

安心で安全な職場の環境へ改善するお手伝いをします。


職場のメンタルヘルスケア

メンタルヘルス対策の取組は、目的や実施主体によって、次のように分類されます。

目的による分類》

 

◇ 一次予防・・・メンタルヘルス不調を未然に防止する取組

 

◇  二次予防・・・メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な措置を行う取組

 

◇  三次予防・・・メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰の支援等を行う取組

 

 

 

「一次予防」「二次予防」「三次予防」は、メンタルヘルスケアを推進することで円滑に行われることで期待されています。 

《実施主体による分類》

 

【厚生労働省が示す4つのケア】

 

◯ セルフケア

 

◯  ラインによるケア(ラインケア)

 

◯  事業場内産業保健スタッフ等によるケア

 

◯  事業場外資源によるケア 

セルフケア

働く人自身がストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解を身につけ、自分のストレスに 気づいて対処すること。

 

職場だけでなく、家族や友人、他者との対人関係にもストレスはあり、それ以外にも健康や将来などもストレ スとなります。

そこで重要なのは、本人がストレスを感じているということに気づき、適切にケアすることが「セルフケア」です。

ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解を身につけ、自分のストレスに気づいて対処することがとても 大切となります。

事業者は従業員に対してセルフケアが行なえるように教育研修、情報提供など支援が必要となります。

具体的には、「ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解」「ストレスチェックなどを活用したストレスへの 気づき」「ストレスへの対処」について理解を促していきます。

 

 

メンタルヘルス対策を効果的に進めるためのポイント

➀ メンタルヘルスケアに関する事業場の方針

② ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識

③ セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度

④ ストレスへの気づき方

⑤ ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法

⑥ 自発的な相談の有用性 ⑦ 事業場内の相談先及び事業外資源に関する情報 

 

 

ラインケア

日頃の職場環境の把握と改善、部下の相談対応、職場復帰の支援など管理監督者が行 なうケアのこと。

 

 日頃の職場環境の把握と改善、部下の相談対応など管理監督者が行なうケアであり、対象は管理監督者。

直属の上司など管理監督者が、部下のいつもとは違うという異変にいち早く気づき、職場環境の改善を通じ たストレスの軽減等に適切に対応する必要があります。

メンタルヘルスの不調は、本人も気づかないうちに進行している場合もあり、ラインケアはとても重要です。 

 

 

メンタルヘルス対策を効果的に進めるためのポイント

➀ メンタルヘルスケアに関する事業場の方針

② 職場でメンタルヘルスケアを行う意義

③ ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識

④ 管理監督者の役割及び心の健康問題に対する正しい態度

⑤ 職場環境等の評価及び改善の方法

⑥ 労働者からの相談対応(傾聴、情報提供及び助言の方法等)

⑦ 心の健康問題により休業した者の職場復帰への支援の方法

⑧ 事業場内産業保健スタッフ等との連携及びこれを通じた事業場外資源との連携の方法

⑨ セルフケアの方法

⑩ 事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報

⑪ 健康情報を含む労働者の個人情報の保護等

 

 

 

事業場内産業保健スタッフ等によるケア

産業医、保健師や人事労務管理スタッフ等によるケアのこと。

具体的なメンタルヘルスケアの実施に関する企画立案や相談対応、事業場外資源との ネットワーク形成、職場復帰における支援など。 

 

産業医、保健師や人事労務管理スタッフ等によるケアのこと。

メンタルヘルスケアの実施に関する企画立案 や相談対応などを行ないます。

事業場内産業保健スタッフ等は、セルフケア及びラインケアが効果的に実施されるよう、従業員や管理監督 者を支援し、メンタルヘルスケアの推進において中心的な役割を担うことになります。 

 

 

メンタルヘルス対策を効果的に進めるためのポイント

 事業者が、事業場内産業保健スタッフ等によるケアを促進するためには、社内相談窓口等 の連絡先を従業員に知らせるとともに、事業場内産業保健スタッフ等に対して教育研修等の 機会を設けることも重要である。

 

 

 

事業場外資源によるケア

 第三者の専門的な機関や専門家を活用し、その支援を受けること。

外部相談窓口やネットワークの形成、外部の専門家による復帰支援など。

 

第三者の専門的な機関や専門家を活用し、その支援を受けること。

外部相談窓口や外部の専門家に よる復職支援などが挙げられます。

 

 

メンタルヘルス対策を効果的に進めるためのポイント

事業者が抱える問題や求めるサービスに応じて外部の専門サービスを利用することができ ます。

事業場外資源を活用する場合は、社内での課題の整理、不足しているリソースなどを十分 把握し目的にあった業者を選ぶことが大切です。